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デジタル化

そのファイルサーバー、壊れたらどうなりますか?

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あなたの会社は、ファイルサーバーを使っていますか?
ある朝突然、ファイルサーバーにアクセスできなくなっていたら、どうなりますか?

きっかけ

中小企業に勤めている方のお話を聞くと、ファイルサーバーやNAS(LANケーブルでつなぐハードディスク)を利用されている方が多いです。そして、壊れてどうしようもなくなったというお話を実際に聞いたので、メリット/デメリットについて、広めていく必要があると思い、この記事を書きます。

デメリット(1) 物理機器は突然壊れる

「うちのファイルサーバーは壊れないだろう」
「調子が悪くなったら考えれば良いだろう」

根拠もなく、そう思っていませんか?
たしかに、壊れにくいものではあるのですが、壊れるときは突然壊れることもあります。

「きっと誰かがバックアップを取っているだろう」と他人任せにせず、念のため確認しておくのが、おすすめです。

デメリット(2) テレワークを妨げるファイルサーバー

「オフィスへ出社しないと、ファイルサーバーへアクセスできない」

そんな声を聞きます。

他にもテレワークや在宅勤務ができない理由があるかもしれませんが、ひとつずつ、できない要因を消すにはどうすれば良いか、考えてみるのはいかがでしょうか。

デメリット(3) セキュリティリスク

「VPNというのを使って、オフィスの外からでもファイルサーバーへアクセスできるようにしてる」

という声も聞きます。このVPNがリスクなので、注意が必要です。

警察庁のまとめによると、2021年上半期のランサムウェア(身代金型コンピュータウイルス)被害の55%がVPN機器からの侵入です。

被害企業の66%は中小企業です。大企業と比較するとセキュリティレベルが低いがために、被害が出てしまっているのではないかと思います。

オフィスに置いてあるファイルサーバーに社員がアクセスできるということは、コンピュータウイルスもアクセスできるということです。

VPNのセキュリティ対策に詳しくない場合は、利用しないほうが無難でしょう。

オンラインストレージのすすめ

では、どうすれば良いのでしょうか?
そこでおすすめなのが、オンラインストレージです。

オンラインストレージサービスは多数ありますが、有名なものだと、GoogleドライブやDropbox、Boxがあります。個人的に利用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現金は自宅ではなく、銀行に預けますよね。
それと同様に、データもオフィスではなく、クラウドに保管するのがおすすめです。

なぜなら、データの保管に特化したサービスで、各企業では対応しきれないセキュリティ対策や、サーバーのメンテナンスをすべて行ってくれるからです。

適切な設定を行わないと、情報漏えいのリスクがありますが、慣れれば簡単です。まだ利用されていない方は、ぜひチャレンジしてみてください。

ファイルサーバーにメリットはないのか?

ここまで、ファイルサーバーのデメリットばかりお伝えしてきましたが、メリットもあります。それは、音声や動画データなどの、大容量ファイルのファイル転送が速いことです。

オンラインストレージのようなクラウド上へ、ファイルをアップロードしたり、ダウンロードしたりする場合、どうしても時間がかかります。インターネット回線の速度との兼ね合いにもよりますが、4K動画になってくるとアップロードに数時間かかり、かなりストレスを感じることになると思います。

ただ、よほどのことがない限り、オンラインストレージのほうがおすすめです。

オンラインストレージはよく分からないという方へ

「うちの場合、どうすれば良いか分からない」
「オンラインストレージは、どれを使えば良いか分からない」
「オンラインストレージの設定が不安」

そういった企業の方の相談に乗っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。