在宅勤務の僕が、育休を取って感じた4つのメリット
1カ月間の育休を取って、先日復職しました。実際に育休を取ってみて僕が感じたメリットを4つにまとめます。デメリットに感じたことは、ひとつもありません!
なぜ育休を取ろうと思ったのかについては、こちらの記事をご覧ください。
(1) 妻のケアができた
「育休」と言うと、育児のための休みだと思っている方が多いと思いますが、僕が取得した育休は「産休」の意味合いが強いです。
「産後の妻をケアするための休暇」といった感じでしょうか。
仮に育休を取らなかったとしても育児はしますし、育休が終わってからも引き続きします。一方で、産後の女性は、肉体的にも精神的にもキツイそうで、この期間のケアをするのが、一番の目的でした。
結果、妻からは「控えめに言っても、育児の5割、家事の8割はやってくれていた」とコメントをもらいました。自己満足で終わらなくて良かった(笑)
在宅勤務なので、仕事の日でも家にいます。とは言え、やはり仕事の日にはそこまで家事に手が回りません。
特に料理。ランチを作る時間も洗い物をする時間もないですし、夕飯も仕事が終わってから作り始めたら、その後の工程がすべて遅くなります。
夕飯食べて洗い物して、赤ちゃんの沐浴や自分たちのお風呂、お風呂掃除、その間にやってくるミルクと寝かしつけ、、、夜は何かと工程が多いんですよね。
育休を取ることによって、家事に時間を割くことができて、妻にゆっくりしてもらえたのは大きなメリットでした。
ちなみに、来年2022年10月からは、「男性産休」の制度が始まるそうです。
(2) 大変な時期を妻と乗り越えた達成感
お互い初めての育児で、分からないことだらけ。
赤ちゃんがミルクをあんまり飲まなければ不安になり、飲みすぎても不安になり、
なかなか寝てくれなくて困ったり、寝過ぎて脱水症状にならないか心配になったり、
なかなか泣き止まなくて困ったり、ギャンギャン泣いたらどこか悪いのか心配になったり、
うんちが1日1回しか出ないと不安になったり、量が多くてオムツから漏れて悲惨なことになったり。
これらの不安や大変さをひとりで抱え込むのは大変です。すべて妻と共有できて安心感がありました。
在宅勤務しながらでも、共有できるかもしれません。でも、お互いに仕事をせず、100%意識を育児へ向けたからこそ得られた充実感や達成感があります。
仕事でも、2人が100%意識を向けたプロジェクトが成功したら、お互い嬉しいですよね。それが、1人は100%、もう1人は30%の意識を向けたプロジェクトだったらどうでしょうか。僕は、前者のほうが嬉しく感じます。
(3) 生活のリズムがつかめた
正直、甘く考えていた育児の生活リズム。ツイートの通りですが、なかなか眠れないんですよね。育休を取っていなかったら、仕事中に寝ていたと思います。
夜中の対応の多くは妻にやってもらってしまいましたが、それでも目が覚めることは多いです。夜泣きしていなくても、唸っていたら気になるし、静かだったら呼吸しているか気になるし。。
こういう生活に慣れるのに1カ月かかりました。育休中にnote 10本くらい書けるかな、なんて考えていたのですが、昼も夜も眠くて頭が働いてない日のほうが多く、実際には1本しか書けなかったです。
(4) 仕事の引き継ぎができた
本来、僕しかできない仕事なんてないのに、僕が抱えてしまっていることによって僕しかできない状況を作ってしまっていた仕事が結構な数ありました。いわゆる、業務の属人化です。
今回、1カ月間休むし、会社貸与のパソコンもスマホも一時的に返却するので、「ちゃんと引き継ぎをしなきゃ」という意識になりました。
それ以上に大きかったのが、チームのみんなが「ちゃんと引き継いでもらわなきゃ」という意識になってくれたことと思います。(いつもそういう意識だったらごめんなさい!)
育休に入る前日まで、通常の業務でパンパンだった僕に対して、積極的に引き継ぎのミーティングを入れてくれたみんなには本当に感謝しています。本当は僕がリードすべきところなのに。。
おかげで、100%ではないですが、僕の業務の大部分の属人化が解消されました。こんなにちゃんとした引き継ぎは退職(転職)のタイミングでしか経験したことがなかったので、育休の大きなメリットだと思います。
おまけ) キャッシュフローに注意
育休中は給料ゼロ。育児休業給付金は2カ月後からもらえる。
そのくらいの認識でした。
実際には、(おそらく育休の初月だけ)給料はマイナスです。健康保険、厚生年金、住民税を、会社に支払う必要がありました。
さらに、同じ月に、出産費用のクレジットカードの引き落としがあり、あやうく残高不足になるところでした。
現金は手元に残しておきましょう。。
10Xという会社では、「パートナーが妊娠・出産した場合は、準備金として最大70万円を前払いで支給している」そうです。こういう制度を導入してくれる企業が増えてくれたら、本当に助かります、、!
最後までお読みいただきありがとうございました。