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2021年 買って良かったガジェットNo.1はモバイルプロジェクター

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2021年、色々なガジェットを購入した中で、一番購入して良かったなと思ってるのがこのモバイルプロジェクター「XGIMI(エクスジミー) Halo+(ハロー プラス)」。テレビの無い我が家では大活躍だ。

“XGIMI”の読み方は、2021年10月12日より、「ジミー」から「エクスジミー」に変更された。
似たような商品名で、一世代前のHaloがあるが、僕が購入したのはHalo+(Plus)のほう。

家庭用プロジェクターの購入は2台目。1台目のプロジェクターを3年使って、どんな問題があったのか、それが2台目でどう解決されたのかについて、まとめてみた。

以前使っていたプロジェクター

1台目のプロジェクターは「Smart Beam Laser(SK telecom)」。なかなかガジェッター心をくすぐるもので、こんな特徴がある。

  • 手のひらサイズ(一辺が約5.5cmの立方体)
  • 重さ 195g(iPhone13 Proよりも軽い!)
  • iOSでもAndroidでもワイヤレスで投影可能
  • 天井に投影しやすいキュービック型

解決したかった5つの問題点

初めて購入したプロジェクターであり、購入した当初は非常に満足していた。でも、人間慣れると欲が出るもので、もっと便利さを追求したくなった。

具体的には、こんな問題があった。

(1) iPhoneでワイヤレス投影すると、音声と映像がずれる。

Androidでのワイヤレス投影はスムーズだが、iPhoneでのワイヤレス投影だと、音声と映像がずれる。

これは、映画を観るときにかなりストレスだった。メインで使っているスマホがiPhoneなので、iPhoneでプロジェクターへ映したい。Androidも持ってはいるが、基本的に電源が落ちてる。

この問題は、ワイヤレス投影ではなく、ケーブルを使って有線接続することで解決した。でも、有線接続だと、iPhoneを操作したときにプロジェクターの位置がずれるし、そもそもケーブルを出すのが面倒。

(2) 熱で(?)電源が落ちる

日によって異なるが、調子の悪いときは1本の映画の途中で3回ほど電源が落ちる。落ちるときは決まって本体が熱いので、熱のせいじゃないかと思う。ファンの音もうるさいし、小型化しすぎて、排熱の性能が足りていないのだろうか。

(3) 音質が悪い

僕はそれほどスピーカーの音にこだわるタイプではないし、音質を聴き分けられるほど耳が肥えているわけでもない。でも、さすがに音が割れることがあったり、セリフが聴き取れないレベルのことがちょくちょくあるので、ストレスだ。

小型化されてるので、スピーカーの性能が悪いのは仕方ないのだろう。これを改善すべく、音声はプロジェクターではなく、別のスピーカーから出そうと思ったが、HDMIの場合、映像と音声を分けるのが大変。スプリッターを購入すれば解決できるが、それだとケーブルが増える。

なぜ、手のひらサイズのプロジェクターのために、そこまでしなきゃいけないのか。そう思い、やめた。

(4) プロジェクターとスマホ、両方の充電の考慮が必要

プロジェクターもスマホも、満タンに充電されていれば、映画1本は充電無しで観ることができる。ただ、両方とも充電が少ない場合には、充電しながら投映する必要がある。その場合、こんな風に配線が必要になり、なんだかすっきりしない。

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プロジェクターとiPhoneの両方を充電。2つの間はHDMIケーブルで接続。

(5) 台形補正機能がないので、高さ調整が大変

床にプロジェクターを置いて、天井に投影するなら何の問題もない。ただ、壁に投影するとなると、プロジェクターの高さを、投影したい高さに置く必要がある。

台形補正機能が無いので、プロジェクターを床に置いて、壁に向かって斜め上を向けて投影すると、台形の形で投影されるからだ。

ミニマリストの弊害なのか、自宅には本当にちょうど良い台がなくて、こんな感じで毎回セットアップしていた。これまた面倒だった。

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ヨガトレーナーもやっている妻から、ヨガブロックを毎回拝借。

そもそも手のひらサイズである必要はあるのか?

ガジェッター心をくすぐる「手のひらサイズ」。だが、実際に外に持ち出したことは一度もなかった。たしかに、自宅の中で出したり片付けたりするのは楽だし、場所も取らない。でも、ここまで小さくて軽い必要はなかった。

問題は全て解決

これらの問題を全て解決すべく購入したのが、XGIMI Halo+ だ。

Android TV内蔵で、スマホを繋げなくても動画を観ることができる。おかげで、音声と映像がずれることはもちろんないし、スマホの充電を気にする必要もない。それだけでなく、プロジェクターで動画を観ているときにスマホをいじれるようになり、非常に快適になった。

ファンの性能が良いのか、静かだし、本体がそれほど熱くなることもない。音質もHarman/Kardon社のスピーカーで、僕にとっては充分だ。

そして、重要なのがこれ。写真だと少し分かりにくいが、赤丸の部分に脚があり、プロジェクター本体を少し斜めに置くことができる。これと、台形補正機能(しかも自動で補正してくれる)のコンビ技で、プロジェクターを床に置くだけで、壁に大画面で投影することができる。もし脚がなかったら、また台を置いたり、斜めにするために何かを敷かなければならない。

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迷ったら新しいものを選ぶ

家庭用プロジェクターは本当に種類が多くなってきていて、僕の問題を解決できるものは他にも多々ある。先ほど挙げた5つの問題点以外では、以下の基準で選んだ。

  • 天井に吊るせる場所が無いので、床置きタイプ
  • 本体はあまり大きくないほうが良い
  • 明るさは正義(100ルーメンでは全然物足りない)
  • フルHD(1920 x 1080)

基準を決めてあっても、コスパ抜群の Anker Nebula Capsule II (フルHDではないが安い)も迷ったし、一世代前のXGIMI Haloとも迷った。

そんなとき、僕が決めているのは、「新しいものを選ぶ」こと。

おそらく、購入したプロジェクターはこの先3年くらい使うと思う。ということは、3年後の世界で、通用する製品かどうかという観点で考える必要がある。購入時点で、すでに2年前のモデルであれば、3年後の世界から見たら5年前のモデルになる。

もちろん「使えるから良いじゃん」という考え方もある。ただ、ITを生業にする人間として、僕の場合は、少しでも新しい物に触れていたい。
(本当は、新製品を毎回購入して、旧製品はメルカリ等で売れば良いのだが、それも面倒で。。)

おまけ) 夜しか見れないワクワク感

うちにはカーテンが無いので、夜暗くなってからしかプロジェクターが見れない。だから昼間は「今夜は何の映画を観ようかな」と思っている。

大好きだったテレビを手放したおかげで、このワクワク感が手に入った。

最後までお読みいただきありがとうございました。