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個人向けの溶解ボックスサービスを使ってみた

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あなたは個人情報が書かれた紙をどのように捨てていますか?
自分の個人情報だけならまだしも、他人の個人情報が書かれた紙って捨てづらくないですか?
例えば以下のようなものです。

  • 同窓会名簿
  • 結婚式の席次表や新郎新婦プロフィール
  • 年賀状、手紙
  • 住民票や戸籍謄本
  • 実家の住所が書かれた契約書類
  • 過去の手帳
  • 過去の銀行通帳

仮に、誰かが安易にこのようなものを捨てて、あなたの住所/氏名/電話番号が漏れ、悪用されたら嫌ですよね?
あなた自身は良くても、もしかしたらあなたのご両親にオレオレ詐欺の電話が行くかもしれませんし、あなたのご家族やお子さんへ危害が及ぶ可能性もあります

一番良いのはこまめにシュレッダーすることですが、私の場合はシュレッダーを持っておらず、しかも大量に溜まってしまっていたため、個人向けの溶解ボックスサービスを使ってみました。

溶解ボックスとは?

会社勤めされている方、機密情報が書かれた紙はこのような箱に捨てるよう言われていませんか?
これが溶解ボックスです。他にも様々な形があります。定期的に業者さんが中身を回収して溶かすので、溶解ボックスです。(妖怪ではありません!)

画像1

個人向けの溶解ボックスサービス

溶解ボックスって法人向けサービスしかないんじゃないの?
そう思われている方が多いのではないでしょうか。私もそうでした。でも調べてるみるといくつか見つかったので、今回3つのサービスを検討してみました。

サービス1) 日本郵便

まずは日本郵便。東京都内で試行販売中とのことです。申し込みの流れを見てみると、以下のようになっています。

窓口で申し込み
  ↓
箱が自宅へ届く
  ↓
窓口まで箱を持っていく

率直に、なぜ申し込み時に窓口で箱をもらえないのかと思ってしまいました。試行中だから窓口に在庫を置いていないのなら、せめてオンラインか電話で申し込みたいですよね。しかも、今回は量が多くて窓口まで箱を持っていきたくないので見送り。

サービス2) 大塚商会

続いて大塚商会。個人利用はNGでしたが個人事業主はOKのようなので見てみると、申込み手段がFAXとのことで見送り。家にFAX無いし、FAXのためにコンビニへ行くのも面倒なので。

サービス3) T-CUBE Post (竹下産業)

そして行き着いたのがこちらのサービスです。なんと利用料は無料で、配送料のみの負担です。法人向けにサービスを展開していて、そこで利益を取っているのだと思います。

https://www.r-station.co.jp/t-cube/btoc/post/

届いた翌日には以下の「機密抹消処理証明書」をメールでいただけました。申し込みから完了まですべてオンラインで完結するのでスマートです。

機密抹消処理証明書

溶解ボックスサービスの注意点

溶解ボックスサービスには2つの注意点があります。

(1) 自宅から業者までのセキュリティ

ゆうパックやクロネコヤマト等で送る場合、その途中で荷物が紛失したり盗難された場合には、個人情報がダダ漏れになります。防ぎようがないのですが。。

(2) 業者へ届いてから溶解までのセキュリティ

送った箱のまま溶解する業者と、箱を開封して中身だけ溶解する業者があります。今回私が利用したT-CUBE Postサービスはどちらなのかホームページを見ても分かりませんでしたが、後者の場合は作業員の目に触れるので、見られて恥ずかしいものを入れるのであれば、前者のサービスを探したほうが良いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。