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コンパクトなメッシュWiFiルーター「UniFi Express」レビュー

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2024年2月1日発売のWiFiルーター「UniFi Express」(ユニファイ エクスプレス)の実機レビューです。

先に結論をお伝えすると、メッシュWiFi対応、クラウドゲートウェイ対応(*詳細は後述)なので、とりあえずWiFiを使いたいなら、まずはこれ1台買えばOKという製品です。これ1台で140㎡をカバーして、60台以上のデバイスが接続可能。圧倒的なコンパクトさとデザインも魅力的です。

UniFiシリーズの他製品と比較すると価格が安い。その分、いくらか機能が落ちていますので、そこは要注意。

本記事は、メーカーであるUbiquiti(ユビキティ)様から機器を提供いただき執筆しています。

UniFi Expressとは

Ubiquiti社のUniFiシリーズのWiFiルーターです。コンパクトさと、差し込むだけですぐ使えるのが売りで、メッシュWiFiやクラウドゲートウェイにも対応しており、これ1台でかなり満足できる製品です。

外観

付属品と本体はこんな感じです。どうでしょうか。ハイスペックな個人向けWiFiルーターって、黒くてゴツいものが多いですが、本製品はどちらかと言うと法人向けなこともあり、オフィスや店舗等に置いても景観を損なわないようオシャレな(と僕は思う)デザインです。

同じUniFiシリーズのDream Routerと比較するとこんな感じ。コンパクトさが際立っています。

仕事柄、オフィス向けのWiFiルーターをこれまで多く見てきたのですが、これだけのスペックでこんなに小さいものは、僕は見たことがありません。WiFiルーターって置く場所に困ることがあるので、小さいのは嬉しいですね。

そして、液晶画面が付いているのも嬉しい。こんな小さな液晶画面で役に立つのか、って思ってたんですけど、これが意外と便利でした。

WiFiルーターって基本的に液晶画面なんてなくて、いくつかのステータスランプで状態を把握します。これが、再起動中とか、初期化中とか、セットアップ中とか、一言だけでも液晶画面に文字で表示されると、分かりやすさが全然違います。普段はあんまり見ないかもしれませんが、セットアップ時には助かりました。

インタフェースとスペック

とてもシンプルで、LANポートが2つと、充電用のUSB Type-Cポートが1つのみです。充電がUSB Type-Cなのは嬉しい。僕のデスク周りは、Mac / Windows / iPhone全部がUSB Type-C充電なので。

LANポートは1Gbps対応。PoEポートはありませんので、無線アクセスポイントをつなげる際はPoEスイッチをお忘れなく。

WiFi6対応で、2×2 MIMO。UniFi Dream Routerは4× 4 MIMOだったので、スループットが落ちるかもと思ったのですが、仕様上は変わらず。スピードテストした感じも変わりませんでした。まぁ、4×4 MIMOだったとしてもMacが対応していないので、僕の場合は意味ないんですけどね。

詳細なスペックや価格は以下をご覧ください。

設定方法

マニュアルはこれだけです。絵だけ。さすが、差し込むだけで使えるのが売りなだけあって、本当にコンセントに差して(自動的に電源が入る)、LANケーブルを差して、Bluetoothでスマホとつなぐだけです。必要な設定は自動的にされます。

しかも、自動設定中の待ち時間が5分ほどあるのですが、その間スマホに製品紹介動画が流れるんです。待ち時間を飽きさせない上に、この製品でどんなことができるのか紹介するという、なんて素敵なUX。

自動設定だけでWiFiが使えるようになりますが、スマホのUniFiアプリで細かい設定も可能です。WiFiのチューニングについては以下で紹介していますので、もし興味あればご覧ください。

主な機能

クラウドゲートウェイに対応

UniFiシリーズの大きな特徴と言えば、「UniFi Cloud Gateways」と呼ばれる、クラウド管理画面の機能。(以前は「UniFi OS コンソール」って呼ばれてたような。)

一般家庭ではあまり必要ないかもしれませんが、複数の場所にあるWiFiルーターをひとつの画面で管理できます。たとえば、オフィスであれば本社から各拠点のWiFiルーターを一元管理できたり、複数店舗を持つお店であれば各店舗のWiFiルーターを一元管理できます。

WiFiが遅いときの調査に役立つ情報も多く確認することができる機能で、詳しくは以前書いたこちらの記事をご覧ください。

注意が必要なのは、クラウドゲートウェイに対応しているUniFiシリーズの機種によって、接続できる機器が異なること。

本製品の場合、WiFiルーターなどのネットワーク機器は接続できますが、それ以外の監視カメラや入退室のカードリーダーなどは接続できません。もし、オフィスや店舗等のIT機器をUniFiシリーズで揃えたい場合は、UniFi Dream Routerのような複数ジャンルの製品を接続できる機器が必要です。

メッシュWiFiに対応

メッシュWiFiって聞くと、「設定が大変そうだな」って思う方、いませんか?
本製品(UniFi Express)に限った話ではないですが、UniFiシリーズのWiFiルーター/無線アクセスポイントは自動的にメッシュWiFiの設定をしてくれるので、何もする必要はありません。便利すぎます。

セキュリティ機能

ファイアウォール機能やトラフィックルール機能(夜間だけTwitterへアクセスできなくするとか)など、セキュリティ機能が充実しています。他のUniFi製品にはある疑わしい活動機能(IDS/IPSとも呼ばれる)のみ、本製品にはありません。WiFiをどのような用途で使うかにもよりますが、本製品で小規模なネットワークを作る上では、十分だと思います。

まとめ

コストパフォーマンスに優れたWiFiルーターで、自宅はもちろん、オフィスや店舗などでWiFiを使いたい場合におすすめの機種です。家庭用WiFiルーターと比較すると値段が高く見えるかもしれませんが、法人用WiFiルーターで同じスペックを求めたらこの数倍〜10倍くらいの値段するんですよ。。

僕は仕事で自社オフィスのWiFi運用を10年ほどしてきてまして、これまで色々な製品を見てきましたが、UniFiシリーズは本当にお気に入りです。

もし、「オフィスに新たにWiFi環境を入れたい」「今のWiFiが安定しないし遅いから、WiFiルーターを入れ替えたい」などございましたら、機種選定やネットワーク設計など相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。