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企業のセキュリティ担当が実践する、家庭のパソコン廃棄方法

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個人情報の捨て方」シリーズ第2弾。先日、他人(家族)の個人情報が保存されている可能性のあるパソコンをセキュリティに気を遣って捨てたので、今回はその方法を紹介します。

前回は、他人の個人情報が書かれた紙を安易に捨てると、他人に迷惑がかかる可能性があるから、シュレッダーもしくは溶解ボックスサービスがお勧めという記事を書きました。こちらも参考になれば嬉しいです。

パソコンのデータは初期化しても復元できる

なぜパソコンの廃棄方法にこだわるのかというと、初期化してもプロの手にかかればデータが復元できる可能性があるためです。
最近では、神奈川県のHDD(ハードディスク)が転売されて、データを復元して個人情報が流出した問題がありましたね。

個人情報が保存されていないなら気にしなくてOK

私の場合はセキュリティを仕事にしているので、どうしても気にしてしまいますが、他人の個人情報を保存したことがないのであれば気にしなくてOKです。転売でも下取りでも出してしまいましょう。

古いパソコンの場合は転売も下取りも断られたりして、処分したいのに処分できず、苦労することがありますよね。小型家電リサイクル法によってゴミとしては捨てられないですし。その場合は、次に書いた方法で処分がお勧めです。

リネットジャパンで処分してみた(データ消去証明付き)

私が実際に利用したのは、リネットジャパンというサービスです。400以上の自治体と連携しているので、利用したことのある人も多いかもしれません。

選んだ理由としては以下です。

  • 国(環境省と経済産業省)から認定されている
  • 上場している
  • データの消去証明書が発行できる
  • 申し込みがオンラインで完結

パソコンに限った話ではないですが、無料回収系のサービスで悪質なものだと、売れるものは売って、残りはそのへんの山に不法投棄ということもあるそうです。(環境省HPより
なので、信頼できそうなサービスを選定しました。

回収だけなら無料ですが、データ消去証明書の発行に1台あたり3,300円かかります。パソコンだけでなく、小型家電も回収対象なので、ついでにバランスWiiボードも回収してもらえて助かりました。捨てるとなると粗大ゴミになるので。

処分してみた結果

工場へ到着してから2日後にデータ消去実施、その翌日には以下の「データ消去完了証明書」をメールでいただけました。

申し込みはオンラインで、佐川急便の集荷も伝票作成もやってくれるので、自分で準備したのはダンボールだけです。本当に楽でした。

パソコン処分にもしお困の方がいらっしゃいましたら、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

データ消去完了証明書

最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたのパソコンや小型家電の断捨離が進みましたら嬉しいです。