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フォントを少し大きくしただけで、目がすごく楽になった話

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朝起きた瞬間から、もう目が疲れてる。

そんな日が続いて、さすがに心配になったので、定期的に通っている眼科へ。
先生に「最近どうも目が疲れるんです」と伝えると、初めて「近くを見る視力検査」をやることになった。

普通の視力検査って、少し離れたところにあるランドルト環(Cの形をしたあの記号)を見て、どの向きに切れ目があるか答えるじゃないですか。それの“近距離版”。

先生が僕の目から15〜20cmくらい先に紙を持って、そこに印刷されたランドルト環を見て、切れ目を当てていくテスト。

記号はどんどん小さくなっていく。
「ほぼ点じゃん…」と思いながらも、たぶん全部正解できたと思う。

「どうだ、ちゃんと見えてるでしょ。こりゃ老眼はまだ先かな」なんて、内心ちょっとドヤ顔。

そんな僕に、先生が一言。

「見えすぎです」

え、見えちゃだめだったの?

どうやら、見えてはいるけどピントを合わせる筋肉が頑張りすぎていたらしい。それが疲れの原因になっていたみたいです。

「リーディンググラス(つまり老眼鏡)を使うと楽になりますよ」

そう勧められたけれど、僕はまだ40歳そこそこ。

老眼鏡はちょっと抵抗があって、なにかできることはないかと思い、まずはパソコンとスマホのフォントサイズを大きくしてみることにした。

スマホのフォントサイズを少し上げただけで全然違う

正直、スマホの文字を大きくするって「らくらくホン」みたいで抵抗があった。
でも、iPhoneって意外と細かく調整できるんですね。

ほんの少し大きくしただけで「お年寄り向け」っぽくもならず、見た目も自然。
それでいて、目がすごく楽。

画面を遠ざけても文字が読めるようになって、自然と姿勢もまっすぐになった気がする。

ついでに「画面との距離」機能をONにして、顔が近づきすぎたら警告が出るように設定してみた。

たったこれだけのことで、こんなに違うなんて。
ちょっと驚いた。

パソコンの表示倍率も見直した

僕は普段、ブラウザの表示を90%にしてたんですよ。
スクロールせずに一画面に表示される文字数が多いほうが、全体を見渡せて見やすいと思っていたので。

これを、外付けモニターを使うときは125%に変更。
Mac本体のモニターで見るときは、100〜110%くらいにしてみた。

これがまた快適。

思えば、前は小さい文字を見ようとしてモニターに顔を近づけてたんですよね。
最初から文字を大きくすればよかった。

まさに盲点でした。

もちろん、表示が大きくなると一度に見える情報量は減る。
でも、「全部を一度に見よう」とするより、今見るべきものだけを、ちゃんと見える状態にしておくほうが疲れない。

「ちょっと大きすぎるかな」くらいにフォントを上げておくと、自然と体もリラックスする。

目に力を入れて、小さな文字を追いかける時間が減った。

小さな設定変更で目が救われる

これまで、パソコンやスマホの表示サイズなんて気にしたこともなかった。
でも、フォントを少し大きくするだけで、こんなに目が楽になるなんて、本当に驚きました。

「最近なんか目が疲れるな…」という人は、まずは表示サイズを少し上げてみるのをおすすめします。

ちなみに、この記事だけフォントサイズを少し大きめにしています。
もし少しでも読みやすかったなら、それがいちばん嬉しいです。